日誌

令和6年度 西の子日誌

和紙作り体験学習

46回目になる西表校伝統の和紙作り体験学習が4日間にわたって行われました。講師は西恵さん、久貝智美さんです。

学校内のアオガンピ園から原木を採取したあと、皮をはいでゴミを取り除き、ソーダ灰溶液で煮たり、木のハンマーで叩くなど、原木を紙漉きができる状態にするまでには、いくつもの工程があることを学びました。

原木加工が終わり、紙漉きができるようになったのは、ようやく4日目。児童生徒らは講師の指導のもと、むらができないように集中しながら真剣な表情で取り組みました。先輩が後輩に教えながら取り組む姿が印象的でした。

講師の久貝さんは、46年前は西表校の中学2年生。この時に作った和紙の卒業証書は今もしっかりと残っていて、「和紙の魅力はいつまでも残ること、西表校の伝統が受け継がれているのがうれしい。」と話しておられました。

生徒のひとりは「和紙作りには繊細な心が必要と分かりました。高校生活に生かしていきます。」と抱負を話していました。今回の体験学習ではハガキを作りましたが、今後、卒業証書用の和紙も作る予定です。