地域・学校の概要
 本校の小学校区は、西表西部地区の祖納と干立の2集落からなっており、 中学校区は小学校区に白浜集落が加わります。
 祖納、干立の両集落の間を流れる与那田川の周辺は、マングローブが密生し、地域をとりまく原生林の連山のふもとには肥沃な土地が多く、古くから人々は、稲作を主とした農業中心に沿岸漁業などで生計を立ててきましたが、近年は他の離島と同様に過疎化にみまわれています。

 古くから郵便局、診療所等があり、島の行政・経済の中心として発展してき た地域だけに、御嶽信仰による祭事も盛んで、「節祭」などの伝統的行事や文化財等も大事に継承保存されています。干立集落の周辺山野には「八重山ヤシ」の天然記念物が群生しており、一帯が保護区域に指定されています。

 令和2年度、小学校は創立130周年、中学校は70周年を記念して、コロナ禍にありながら、PTAや地域、卒業生等多くの方々のご支援ご協力を得て、式典祝賀会を開催することができました。町内で最も早く学校を創設した歴史をもっているだけに、保護者や地域住民の教育に対する関心は高く、数少なくなったPTA会員に地域の方々が賛助会員として加入して活動しています。



西表小中学校