大原中活動日記 2023年

夏季休業中の校内研修会

第5・6回校内研修会

8月23日(水)の「第5回校内研修会」では1学期に実施した「前期学校評価の結果及び考察」について髙原直樹教頭先生から分析説明がありました。生徒質問紙調査結果は全体的に高評価で多くの生徒が充実した学校生活を送っていることが伺えました。しかしながら「家では積極的に勉強している」や「授業で学んだことを他の学習や普段の生活に生かしている」にやや課題があることから家庭学習の意義や学ぶ意義等について普段の授業で確認していくことが必要との説明がありました。保護者質問紙調査結果では学習やあいさつについて課題が出ているので家庭と学校が課題を共有し改善に向けた取り組みを行っていきます。後半は、研究主任の中村千春先生による令和5年度全国学力・学習状況調査の各教科結果説明と正答率が低い項目の分析説明がありました。国語では、「敬体」「問いかけ」「引用」といった表現効果の言葉の把握に課題があり、数学では、問題文を読んで証明するといった問題に課題がある。また英語では、文の中から「事実」と「意見」を区別し設問の意図や問題文の読み取りなどに課題があり、3教科ともに共通して文章を読み取る力に課題があるといえる。読み取る力を伸ばすためには、読む活動(インプット)だけでなく、読んだ内容を相手に説明したり、読んだ感想を相手に伝えたりするなど話す活動(アウトプット)も重要である。また、他人の感想や意見を踏まえて自分の意見を書く活動(アウトプット)も重要である。そのため、授業で学んだことや考えたことを書いたり発表したりするなど、授業の終末(まとめや振り返りの時間)でアウトプットする活動の充実を学校全体で取り組んでいく。ことを学校全体で取り組んでいくことを確認しました。

8月24日(木)の「第6回校内研修会」では生徒指導主任の平安山陽一先生が「これからの生徒指導」と題して、昨年度改定された「生徒指導提要」のポイントを説明し国立教育政策研究所の動画を活用して、学校教育活動における生徒指導の意義や目的を改めて確認しました。後半は、「いじめの認知について」校長が担当し国立教育政策研究所の生徒指導研究センターの資料を活用しワークショップを行いました。普段から子ども達の人間関係や行動の背景を見取る教師側のアンテナの感度を磨いておく必要があることを感じた研修会となりました。2日間にわたり校内研修会を企画・運営した中村千春先生ありがとうございました!!