平和学習の大切さ
今年度は、担当教諭からの提案で八重山平和祈念館で全生徒で学習することになりました。引率は各担任と平和教育担当の5名、事前学習もしっかり生かしながらの祈念館への訪問。


(八重山平和祈念館の職員の皆様有難うございました)
(八重山平和祈念館の職員の皆様有難うございました)
学習後の生徒の感想を読ませてもらいました。学びの多い一日になったようです。
ワークシートに入りきれないくらいにびっしりと書き込まれた感想は、先生方にも大きな学びを与えてくれます。
その感想の中から、Q「今日の平和学習をとおしてあなたはどう思いましたか」のコメントを一つ紹介します
(3年女子 実音さんの感想)
「平和とは、感情の自由があることだと思います。笑ったり、泣いたり、怒ったり、喜んだり、戦争中はその自由までもがうばわれました。国のため、天皇のためという考えを押しつけられ、反論できない、抗うことのできない、何が正しいのか、何が間違っているのか、全く自由、平和という言葉が不似合いの世の中でした。
今は平和か、といわれるとそうではないと思います。今現在も各国で続く戦争。自由を失った人々がまだたくさんいます。心の傷を癒やすことのできない人がいます。戦争がなくならない限り、平和ではありません。どうしたら平和が似合う世の中になるのかを考え続けていく必要があります。私は直接戦争を止めることができません。でも少しでも防ぐことはできます。私の身の回りが笑顔でいられること、感情をもてること、そしてその考えをみんなが持つこと。
容易なことではありません。でも単純なことです。相手を思いやること、過去を学ぶ事。もっと過去を知りたい、知ってほしいです。最近、戦争について学ぶ機会がたくさんあります。その度に毎回新しい情報があります。そして深く考えることができます。今回の平和学習もその中の1つで考える事を止めないことを学びました。私は学んで、伝えて、学んでいくことを続けていきたいです。」
改めて、教育の大切さと責任を考えさせられました。