放射線に関する出前授業
放射線に関する出前授業
7月4日(火)に「放射線に関する出前授業」を九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門教授の藤本望先生を招聘し、おもしろ化学実験を兼ねた出前授業がありました。前半は講義形式で、放射線とは原子核や原子から出てくるエネルギーを持った粒子や電磁波(電波の仲間)であり、放射線を出す物質を放射線物質という基本的な用語解説から、放射線の種類、放射線の利用方法、身の回りの放射線等々、エピソードを交えながらわかりやすく解説していました。後半は霧箱を使用しドライアイスを用いた放射線を目で確認するグループ実験を行いました。暗室でドライアイスに反応した飛行機雲のようなアルファ線(白い気体)を目で確認した生徒達は驚きで実験に夢中になっていました。実験後は放射線測定器を用いて校内の様々な場所に移動し放射線が高そうな物質を測定し、自然界に存在する放射線について考察していました。今回の出前授業は、一般財団法人日本原子力文化財団が窓口となり、エネルギーや放射線等の科学的な知見を教育現場で知ってもらう事業の一環として開催することができました。今回、講師を務めた九州大学大学院教授の藤本望先生をはじめ、企画仲介していただいた日本原子力文化財団の大滝大悟さんと本校理科教諭の喜友名恵先生に感謝申し上げます。ありがとうございました!!